犬の都合と猫の事情

野良猫ちゃんが異常になついてくるのでずーっとモヤモヤしておりまして、このモヤモヤを解消するには保護して家へ連れて帰れば良いんじゃないのかしらと思い、擦り寄る猫ちゃんの首根っこを掴んでキャリーに入れたらパニックを起こしてずーっと鳴いてた。なんだか可哀想かなぁと思いながら自転車漕いで家路を急いだんですけれども、家に猫ちゃんを入れたらうちの犬が凄い剣幕でキレた。
もう猫ちゃんが入っているキャリーに向かって戦闘体勢のフットワークでギャン吠え。いつもは穏やか朗らかで犬界隈では「あいついいヤツだよな」って言われてそうな犬なのに、なんですかその醜態は。
私、まさか犬がそんなことするとは思ってもみなくて「ああ…悪かった…何もかもオバハンの考えが浅はかやったわ…」とかなり反省してしまいまして、そのまままた会社の倉庫へ引き返すことにしました。うちの犬はたぶんですが、飼い主を含め自分の縄張りを侵されたくない半分、猫への焼きもち半分だったのかなぁと勝手に思ったんですが、あの調子だとこの先もしも子犬を迎えたりする機会があるとするなら結構困難かもしれないなぁ。思った以上に忠犬過ぎて困る。
猫ちゃんをまた倉庫へ放すとピャーッと逃げていくんかなぁと思いきや延々と擦り寄ってきたので、この子もこの子なりに縄張りがあるんだなぁと思いました。倉庫での態度と家での態度があまりにも違いすぎる。野良猫拾って家猫として飼える人って偉いなぁと痛感した1日だった。