死んでなくてよかった


今朝、散歩中といいますか家を出てすぐにあるマンションのところの排水用の蓋の上を頭にして、ストリートファイターⅡのガイルみたいなおにいさんが倒れておりました。もう私はビックリしまして「えっ!?何っ?何っ?死んでんの?寝てんの?サマーソルトキック失敗したの?」と思わずブツブツ言いながら、これは通報すべきか助けを求めるべきか生きているようなら起こすべきかとアタフタしておりましたら遠くから自転車に乗ったおっさんがこちらのほうへ近付いてきて


「ワシねー、起こしてみたんやけど全然起きてくれへんから放っておいてもいいよ!」


と、ドップラー効果をかけて言いながらニッコリ笑って通り過ぎていったので『ああ、そうか…良かった…。』と安心しまして、何もなかったかのようにガイルみたいなおにいさんを無視して歩き始めて1kmくらい歩いたところで『やっぱアカンやーん!』と思い返したんですけど、引き返す気力が全く無かった。
帰り道は違うルートですし結局おにいさんがどうなったか分からないけれど、財布なんか持っていたらたぶん掏られてるんだろうなぁと思った。でも人間が不用意に道端に倒れてたら凄く怖い。お化けより怖い。たぶん。